零次元。

新米彫刻家の奮闘記。情報化社会という時代の彫刻を考えます。

Tokyo MIdtown Award 2013でグランプリを取るまで。その4。

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えーと、前回から少し日にちが空いてしまいました。

 

Tokyo Midtown Award 2014の一次選考の締め切りも過ぎて、自分がこのアワードに関わってからもう一年が過ぎたのかと驚いています。

 

私は26歳なので、人生の先輩方からすればまだまだ若造だと頭では理解してますが、個人的な感覚では年月が過ぎるのが早くなってきていると思っています。

 

この間まで美術高校で劣等生だったはずなのに、そこからもう10年も彫刻を続けているなんてビックリです。

昔を思い出すとやっぱり自分が劣等生で、いつも悔しい思いをしていたことを思い出します。

 

でも何故か

 

当時の女子高生と一緒に過ごした実感はイマイチ思い出せません

 

これってもったいないな、と思いました。

 

皆さん知っているかどうか分かりませんが、今や美術系の学校の男女比率は男子:女子=3:7くらいなんですよ。僕もそんな環境で過ごした一人なのですが、あんまり思い出せないのは何なのでしょうか。

 

 

さて、そんな話はさておきアワードの話です。

 

 

前回は確か、工具を買った所までの話だったと思います。

工具も揃い材料も届いた段階で、締め切りは1か月半ぐらいでした。

 

ちょうど大学が夏休みに入ったぐらいで、アトリエに学生が来る人数がまばらになったので過ごしやすかったです。

 

 

いや、みんな学校来いよって思いましたけど。

 

大学なんて長期休みを合計したら半年ぐらいお休みなんだからせめてアトリエとして活用しないと学費もったいないですよ…。

 

具体的な作業ですが箇条書きにすると

1、木材の切り出し

2、木材の表面処理

3、色の下地塗り

4、本塗り

5、パーツ組み立て

6、全体組み立て

7、微調整

8、分解、梱包

…って感じでした。

 

まぁ、至って普通なのですが問題なのはピースが1万くらいあるってことです。

つまり、1~4の作業は合計4万工程になるってことだ…

 

 

僕が尊敬する先輩の言葉に、

 

「絵画はセンス、彫刻は気合い」

 

っていう言葉がありますが本当にそうだと思います。

 

絵画はフォーマットがある程度固定化されているので、その範囲内でどれだけ個性を出せるかと言うセンスが重要なのですが、昨今の彫刻はインスタレーションやパフォーマンス、ミクストメディアなど表現の形態が自由になっているのでセンスも、もちろん大切ですが、成立させ切る根性が重要だと最近考える様になりました。本当にありがとうございます。

 

 

ぶっちゃけて言うと、最初の彫刻をドット絵化するデザイン部分以外はあまり創造的とは言えない作業の連続です。

 

作品の全体像が出来上がるのも最期の最期なので結構精神的に辛いものがあります。

逆に言えば、完成間近の高揚感はすごいですが。

 

 

 

難儀な仕事を選んだなと思いますが、こういう性分なのでしょうがないですね。

 

完成間近はずっとニヤニヤして見てます。楽しいからね。

 

 

さて、今回はここまで。

次回は搬入と展示作業についてです。出来るだけ早めに書きます。